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2017年 10月 11日

視覚障害者囲碁の世界選手権が開催されます。

「世界ハンディキャップIGO選手権」
関連リンク:
http://www.igocongress.com/99_blank003.html
大会日程:平成 29年 11月 17日 (金) ~ 11月 19日 (日)
会場:春日野国際フォーラム甍 (奈良市)

視覚障害者による初めての囲碁国際大会が「第32回国民文化祭・なら 2017」、「第17回全国障害者芸術・文化祭なら大会」と合わせて開催されます。

視覚障害者用の囲碁盤は縦横19本の線が立体に盛り上がったプラスチック製のもので、約40年ほど前に奈良県桜井市の米田昌徳氏が開発されましたが、金型老朽化などで供給ができない状態が長く続いていました。
そんな中、視力の有無にかかわらず囲碁を楽しめる環境を作りたいと尽力されていた、全盲のアマチュア四段 (現、日本視覚障害者囲碁協会代表理事) 柿島光晴さんの新聞記事を読んだ弊社会長が、柿島さんへ協力を申し出て、2012年 9月に柿島さんと弊社による囲碁盤金型製作プロジェクトがスタートしました。
製作に当たっての資料としては、現存していた囲碁盤のみであったため、まずは囲碁盤の寸法測定から始め、そこに初心者が体験しやすいように裏面に9路盤を追加するなど、柿島さんのアイデアをデザインに盛り込みながら金型の設計・製作を進めていきました。また試作後には専用碁石との勘合具合を確かめながら金型修正を繰り返すといった過程を経て、2013年 7月に視覚障害者用碁盤は完成いたしました。
同年10月に金型を柿島さんに寄贈させて頂き、現在は弊社がその金型をお預かりし維持管理をしながら、囲碁盤本体の製作を行い、日本視覚障害者囲碁協会様へ供給をさせて頂いております。

これからも私たちサンテックは、視覚障害者囲碁の普及と日本視覚障害者囲碁協会様の活動を微力ながら応援して参ります。

柿島光晴さんは、2017年 7月にその活動が評価され、日本青年会議所主催の第31回人間力大賞において、準グランプリ・厚生労働大臣奨励賞・街づくり地球市民財団奨励賞を受賞されておられます。
心よりお祝い申し上げます。

詳しくはこちら↓
http://nippon-saiko.jp/ningenryokutaisyo/past-winner/2017.php

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